川内さくらクラブ設立趣意書

 近年、社会を取り巻く生活環境の変化により、地域コミュニティの希薄化が大きな社会問題として取り上げられています。そのことが、集う機会の減少による連帯意識・社会性の欠如、運動をする機会の減少等による体力の低下、少年犯罪の低年齢化などの諸問題を引き起こしていると考えられています。そこで国(文部科学省)では、それらの問題を解決する一つの方策として、誰でも、いつでも、気軽にスポーツに親しむことのできる「総合型地域スポーツクラブ」の育成を推進しています。

 

 現在、東温市川内地区では、スポーツを愛好する方々の活動が熱心に行われています。しかし、平成18年3月に実施した住民意識調査によると、成人のスポーツ実施率は18.7%と、全国の37.2%、愛媛県の27.6%と比較して大変低い結果となっています。また、スポーツ活動に参加したいという意志を持ちながらも、様々な理由によって運動の機会を奪われている現状が明らかになりました。

 

 そこで、誰でも気軽にスポーツ(文化活動を含む)に参加でき、仲間とふれあいながら健康・生きがいづくりに励むことができる「川内さくらクラブ」を結成したいと思います。

 

 このクラブは、「生きがいづくり」、「青少年の健全育成」、「競技力の向上」に重点を置き、地域の活性化を目指して活動します。

 

 活動にあたっては、新たな団体として独自に活動するのではなく、社会体育・既存のスポーツ団体や文化団体・公民館・学校・各種団体(商工会を含む)等と連携を図り、相互協力していきます。その中で、団体間の連携役になったり、相談役になったりする活動を通して、自然豊かな川内地区が健康で活気あふれる明るい街となるよう貢献します。

 

平成17年2月16日

川内さくらクラブ設立準備委員会